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06/08/30   カツオ

前回の日記で、
『夏風邪に罹って咳が止まらない』
という風な弱音を吐いて一週間、相変わらずコンコンと咳.comな状況が続いていますが大丈夫です、って、あっこんばんはお隣さん、えっ、そんな、気を使っていただいて、・・・差し入れに単2電池7本だなんて、あはは、困ります本当に。・・・せめて偶数に。(実話)

 

今日の議題は「夏休みの宿題」。

 

この時期よくある
「みんな宿題終わったかな?」
あるいは
「こらー、カ○オ、宿題しない!」
というようなセリフを軽々しく口にするテレビ番組が無性に嫌いです。

思えば僕は、夏休みの宿題を夏休み中に終えたことがない子どもでした。夏休み明けに提出しないのは勿論のこと、先生の温情により設けられた一週間ばかりの猶予もガン無視した上に唾棄。『忘れました』を連発しているうちに宿題の存在を本当に忘れてしまうという自己催眠に成功したこともしばしばです。

社会人になってから度々『学生の頃にもっと勉強しておけばよかったな』と過去を悔いて嘆息する場面に遭遇しますが、それでも『夏休みの宿題をちゃんとやっておけばよかったな』とはどうしても思えません。僕の中で『夏休みの宿題』と『学力の向上』が全く結びつかないのです。

寧ろ夏休みの宿題というのは、全面真っ白な部屋の中で、単純で意味のない質問に何度も何度も繰り返し回答させて自我を崩壊させるタイプの拷問に似ています。子どもたちよ、夏休みの宿題に手を出してはいけない。あれは学校側がキミたちをコントロールするために開発した洗脳プログラムなんだYO。

といった詭弁を振りかざすくらいですから、僕はホントに夏休みの宿題を終えたことがただの一度もないのです。

ただ、将来わが子を持った際にお約束的に発するであろう『夏休みの宿題終わったのか?遊んでばかりいないで宿題しなさい!』という言葉に威厳も説得力もないという点で非常に困ります。

だから宿題しなさい。

 

 

 

 

今日のおまけ。

(教育体制に)キック!

ハチクロの山田さんがギリギリの構図で。

 

06/08/23   版権オペラント 2

夏風邪というのは馬鹿がひくものですよ。

というあれで夏風邪に罹患しました。実は今夏2度目。咳が止まらない。略して咳とま。
といった感じで赤松健の漫画っぽくしてみてもこの苦しさは変わりません。

ベッドに横になると一層咳が酷くなり、ベッドの上を所狭しとのた打ち回ることに・・・・・・はなりませんが、ここ数日ほとんど満足に眠れていないのは事実。しかも過度の咳により喉がやられて声が もんたよしのりっぽくなる二次災害が発生。このまま元の声に戻らなかった場合、カラオケに行けば僕だけ もんたよしのり縛りにされる等の陰湿なイジメを受けることは必至です。

 

そういった背景を踏まえて、今日の議題は「小説原作」。踏まえませんでした。

 

今回は小説原作のアニメ映画を対象に紹介という名の悪ふざけ。

 

まず、アーシュラ・K・ル・グィン原作の『ゲド戦記』。ゲド戦記は『指輪物語』『ナルニア国物語』と合わせて世界三大ファンタジーの一つと言われているそうです。知りませんでした。世界三大珍獣が『ジャイアントパンダ』『オカピ』『コビトカバ』であることを知っている僕が、です。

宮崎駿氏の長男である宮崎吾朗氏の初監督作品として今夏公開となった本作ですが、何やら随分酷評されている様子。独自解釈によるストーリーというのが原作ファンには不満だった、とかそういうレベルではない酷評具合です。思うに、みんな期待しすぎたんじゃないでしょうか。いや、僕は観てませんし、原作も読んでませんけども。

ただ、ジブリが集客目的のみで芸能人をキャラクターの声に起用するのは正直賛同しかねます。それは作品に魅力がないからですか?という疑問が生まれて鑑賞前に興を削がれるし、肝心要の演技もやはりプロの声優に比べて違和感のあるものになるので、もう止めたほうがいいんじゃないかなってクラスのみんなが。

ゲド戦記 映画公式サイト(別窓)

 

次に、宮部みゆき原作の『ブレイブストーリー』。原作を読みましたが面白いです。ファンタジーでありながらリアリティのある描写でぐいぐい引き込まれます。

しかし、映画のほうはネット上での評価を見るに、あまり芳しくないようです。まあ、上下巻併せて1200ページに及ぶストーリーを2時間に凝縮したのですから無理のある脚本になって当然でしょう。夏休みのアニメ映画ということで、ちびっ子の体力を意識して2時間という上映時間にしたのだと思いますが、いっそターゲット層を少し上げて3時間くらいにすればよかったのではないでしょうか。良い作品にするには、そうした勇気も必要です。ブレイブストーリーなだけにです。

ブレイブストーリー 映画公式サイト(別窓)

 

で、筒井康隆原作の『時をかける少女』。こちらは概ね好評の様子。mihimaruGT風に言うと評判上々↑↑。さんざんドラマ化されているこの作品ですが、意外にもアニメ映画化は初めてだそうです。

映画について僕が個人的に気になるのは、ヒロイン役の声を演じている仲里依紗さん。パッと見、どこまでが名字なのか分かりません。あと、長崎県出身で好きな食べ物『かんころもち』っていうプロフィールはちょっとヤラシくないですか逆に。だって、北海道帯広出身のアイドルがプロフィール欄で好きな食べ物『マルセイバターサンド』って書いてたら強烈に金のニオイがするじゃないですか。そういうことです。

時をかける少女 映画公式サイト(別窓)

 

夏風邪というのは馬鹿がひくものという言葉が真に迫る内容でお送りしました。

 

 

 

 

 

今日のおまけ。

ドレッシーなワタルくん。

のど飴1袋を1日で消費するという蛮行が日常化しています。

 

06/08/06   版権オペラント

7月の更新回数が3回という過去最悪の記録となりましたが皆さんお元気でしょうか。

ジリジリと鳴り響く蝉時雨、ジリジリというよりもムワムワといった熱を帯びる日本の8月ですがUVケアしてますか?あと、セコムしてますか?長島監督だけに。長島監督の話は微塵もしていないのに、です。

さて、人気コミックを実写映画化する流れが完全に出来上がってしまっている昨今、僕は原作を読まないことには映画を見れないタイプなので、おのずと読むマンガの量が著増しているわけです。そのくせ映画は何ひとつ見てません。

 

今日の議題は「漫画原作」。

 

例えば、矢沢あいの『NANA』。昨年公開された映画は興行収入40億円のヒットとなり、先日続編の制作発表もされました。そうなると読まにゃならんだろ、という使命感が生まれるのは摂理であり、一日で最新刊まで読破した次第です。ついでに『ご近所物語』と『Paradise Kiss』も全巻読破しました。寝てません。
(余談ですが続編の『NANA2』では奈々役が宮崎あおいから市川由衣に、レン役が松田龍平から姜暢雄に代えて制作されるようです。でも、そういうのってどうなんでしょうか。一作目に満足した人からすると、配役を代えられると興がそがれるのではないかといった危惧を抱いてしまうのですが。いや、一作目、見てませんけども。あと、姜暢雄が誰なのかわかりませんし、読み方も分かりません。)

NANA2 映画公式サイト(別窓)

 

次に、川原泉の『笑う大天使』。こちらは以前に一度読んだことがあるのですが、映画化に伴って再読。キリスト教に関する薀蓄もちりばめられていて求知心も満たされる作品です。もちろん映画は観てません。観る、観ない、観る、観ない、というリズムで関節をポキポキ鳴らし、鳴らなくなったら終了という『関節ポキポキ占い』によって観ないことに決まったのです。観たかったのに、です。

笑う大天使 映画公式サイト(別窓)

 

さらには、一色まことの『花田少年史』。感動します。こちらも既読でしたが、久しぶりに読み返すとやはりウルッときました。映画は8月19日公開ですが観賞する予定は今のところありません。あと、一色まことは『ピアノの森』も良作ですので是非読んでみてください僕の心の内を。読めるもんならな!

花田少年史 映画公式サイト(別窓)

 

ということで、今日のところは3作品だけ紹介するに止めておきます。長島監督だけに。

 

 

 

 

今日のおまけ。

遊びが過ぎて原型は風前の灯。

上の絵のモデルは、司城史緒さん(漫画『笑う大天使』より)。描いているうちにオリジナルと言い張っても許されるんじゃないかってくらい元ネタを見失いました。

 

会議目次


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