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07/09/27   セーラー服と一角獣

みなさんは「制服」と聞いてまず何を思い浮かべるでしょうか。
僕はセーラー服です。

とだけ書くと、特殊な嗜好をカミングアウトしたように見えますが、それは全くの誤解です。セーラー服自体には何ら特別な魅力を感じません。というより万有に魅力を感じるので、すべてに対して不偏不党と言えます。非常にクリーンです。神話の中に登場するユニコーンのように、触れたものの毒を払うような高潔な男、それが僕です。

さて、制服と一言にいっても様々なものがあります。警察官とかパイロットとかキャビンアテンダントとかファーストフード各種とかOLさんとかパイロットとか、あと特殊なところでパイロットとかです。制服の解釈を広義に拡げれば、ナース服や白衣、軍服も制服と呼べます。

枝葉を伸ばせば数多に及ぶ制服カテゴリーの中で、僕はなぜ迷わずにセーラー服をセレクトしてしまうのでしょうか。若いからでしょうか、その逆でしょうか。

しかも、僕の母校はブレザーだったのです。なぜかしら、涙が止まらないわ。

こんな僕ですがどうか暖かく見守ってやってください。檻の中に手を入れないでください。エサはあげてください。白子が好物です。

 

07/09/26   蝶ネクタイ型 編成部長

先日たまたまアニメ「名探偵コナン」を目にした際に、少々気になることがあったので簡単にご報告しておきます。(「名探偵コナン」はあまりにも有名な作品なので、あらすじや設定、登場人物等の説明は割愛します)

最近の歩美ちゃんたち少年探偵団一同は、死体を見てもあまりショックを受けなくなっているように感じます。いや、もちろん死体と鉢合わせた瞬間は驚くのですが、その驚きは、お化け屋敷で目の前に突然ハングドマンが落ちてきたときの驚きと同種のものであるように思えます。

つまり、通りの角を曲がったときにちょうど向こうからも人が来て、その人が全裸だった、という状況と大差ない「キャー!」であり、また、反抗期の女の子がちょっとしたことでイライラしてベッド脇のテディベアをドアに投げつけた拍子にテディベアの首が取れたときと同じデシベルの「キャー!」なのです。

もちろん死体に対する根源的な恐怖心や不気味さから来る震えなども加味されてはいますが、それらは隠し味程度にしか含まれておらず、純粋で刹那的な驚きを主成分としたピュアモルトの「キャー!」なのです。

さらに、少年探偵団を結成して間もない頃のコナンくんは、幼い少年少女たちに凄惨な殺人現場を見せまいとする配慮があったのですが、最近は現場に入る少年少女を制止しませんし、少年少女は当然のごとく死体を正視します。

先日見た放送では頭部に損傷のある水死体を、みんなで取り囲んでいました。

恐怖心は防衛本能の一種です。我々が創傷や死体などのグロい映像に嫌悪感を抱くのも、死に対する恐怖心が無意識下に存在するからだと思われます。血や死体から目を背けるのは人間として至極当然の反応なのです。

さて、少年少女たちは血や死体に慣れてしまいました。彼らはあまりに多くの陰惨な事件に直面しすぎて免疫がつき、恐怖心が緩和されている状態にあります。そして、慣れもまた防衛本能です。恐怖心VS慣れ。慣れが勝り、死に対する恐怖心が完全に払底されてしまったとき、彼らはもしかしたら社会にとって非常に特異で危険な存在になるのかもしれません。いや、すでにもう・・・・・・キャー!

 

07/09/25   ブランド上戸

今日は人がブランドに嵌るメカニズムを解明します。ちなみにタイトルはブランド"じょうご"であって"うえと"ではありません。

ファッションブランド側から見たバーゲンセールのメリットは、一般人に対して門戸を開くことでしょう。普段手の出ない高級品を比較的安価で提供することで、そのブランドを身近なものにするわけです。つまり、高級品を纏う満足感を先に与えるわけです。そして、「アタイ、またこんなイイ服が着たい。金銭的な余裕は全然ないけど購入決定!」となるわけです。こうして人(僕)はブランドに嵌っていくのです。

さて、疲労感の代わりに金銭感覚が麻痺した我々が行き着く先は、サラ金地獄かカード破綻か。そこまでいかなくとも、さして袖を通さない服を虎の子の大枚を犠牲にして購入するという行為に疑問を持たなくなります。

また、高級ブランドが出す洋服の多くは1シーズンしか店頭に並びません。そのため、今買わなきゃ次には無いかも的な、半ば脅迫じみた香気がフロア全体に漂っており、知らず吸い込んだその香りに僕らは見事に酩酊して商品に手を伸ばすのです。

加えて、「バーゲンセール」もまた期間限定です。今買わなきゃ~的強迫観念が考える余地や悩む時間を奪い去ります。

欲しかったあのTシャツがなんと70%のプライスダウン。山のような人だかり。櫛比のごとく並んだ人々の隙間から手を伸ばすが、どうにも届かない。Tシャツまでの距離は約1メントス。ピュアレモン味なら約0.8メントスでいけるような気がする。
とか考えている内に大事なことは忘れてしまいます。大事なオチもしかりです。アテンションプリーズ。

 

07/09/24   オトトイの人

ドラゴンボールを探しに出かけますという謎の書き置きを残して失踪するか否かをコイントスで決める毎日に肩と腰の痛みが限界です。

さて、早いもので、あと3ヶ月寝るとお正月です。その前にクリスマスや全国とうふ祭りなどのイベントが盛りだくさんなのですが、それらについてはノーコメントです。特に全国とうふ祭りに関しては、よく分からないという理由でノーコメントです。

まあ、正月といっても、幸せな気分になるのは年明けの瞬間くらいのもので、三箇日を過ぎれば日曜日にサザエさんが始まったときのような気分になります。もしや、彼女ら一家が月曜日を連れてくるのでは!? といった錯覚に陥り、とても平常心では視聴できないのです。疑心暗鬼、あわや毒入りサザエ、中島渾身の3ホーマーの三本だてです。こうなるともう、僕らは日曜日の夕暮れを怯えるしかありません。そうしてまた、死んだ魚の目でシーフードたちの活躍を見守るのです。

と、皆さんの気持ちを一律ブルーにしたところで本題に戻ります。

僕は今年になってようやく「正月は出オチである」ということに気付いたのです。
といいますか、元来正月とは新年を迎えるまでのそわそわ感を楽しむものなのかもしれません。準備期間は楽しくてしょうがないのに当日は物悲しい高校の文化祭と同じノリです。グランドを歩いていたら突然大勢の男共に囲まれて胴上げされたあの文化祭です。奴らの生硬で意味不明なエネルギーを今こそ僕に! 出でよ、シェンロン! ダンディ坂野を大統領にしてください!

 

07/09/23   2周年!

ボン・ソワール、皆さんお元気ですか? 
僕は(この数ヶ月の間に数々のトラブルに巻き込まれ、辛酸をなめすぎて倒れ、今も数多の問題を小脇に抱えていますが、「元気か?」と問われれば)元気です!

さて、現在、コミックスでいうと次の単行本が出るくらいの間隔で更新中のこのサイトですが、本日めでたく2周年を迎えました。で、まあ、そういうわけなので突然ですが『9月中毎日更新』というのに挑戦しようと思います。ただただ日記を毎日更新するのみの企画です。僕を含めて誰も望んでいない企画ですが、出来るかぎり頑張ります。駄目だったらごめんなさい。よし、じゃあ僕は出来ないほうに1万香港ドル。読者を置き去りにするギャグもほらねこのとおり。

いきなり明日更新しないとかもありだと思っています。

 

会議目次


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